アナログ盤を顔に当てて楽しむべし

今夜のBGM・・・ The Rolling Stones / Black And Blue
CDは便利だけど、やっぱりジャケットが小さいのがさみしいよね。(今ごろそんなこと言うなって?)
例えば、フィル・コリンズ「ノー・ジャケット・リクワイアド」や、デイヴ・リー・ロスの「イート・エム・アンド・スマイル」、ユーライア・ヒープの「対自核」なんかをお面代わりにして遊んだことってありません?(きっとあるはずだ)
その点この「ブラック・アンド・ブルー」は、顔に当てる位置によってミックにもキースにもなれるんだからお得です。くだらねー。
それはさておき、ストーンズの全アルバム中で一番好きなのは・・・といわれると気分によって違うが、少なくとも今まで一番たくさん聴いてるのがこれ。
1曲目の「ホット・スタッフ」が聴きたいがためにターンテーブルにのせる(もしくはCDプレーヤーに入れる)んだけど、ついつい通して聴いてしまうんだよなー。いつ聴いても新鮮な感じがして、よい。ラム酒とか、普段あんまり飲まない酒が欲しくなる感じ。
2曲目の「ハンド・オブ・フェイト」がまたいい。遅くもなく速くもなく、熱くもなく冷たくもない、世界一淡々としたロックンロールだ。
3曲目「チェリー・オー・ベイビー」はUB40も取り上げていたが発掘したのはストーンズ(多分キース)。キースはレゲエホントに好きで、「ハーダー・ゼイ・カム」とかもやってるけど、個人的にはソロアルバムの「メイン・オフェンダー」でやってた今にも止まりそうなゆるーいレゲエがベスト。
4曲目「メモリー・モーテル」ミック節の効いたお得意の泣かせるバラードだが、ここでも途中で入るキースの素っ頓狂な?ヴォーカルがアクセントになっている。
・・・全曲解説になってしまいそうなのでこのへんでやめます。追加:このアルバムはロン・ウッド初参加アルバムとして知られているけど、意外にもオーディションで参加したハーヴィー・マンデルのギターが大活躍してるじょ。
この記事へのコメント
中でも好きな曲は「愚か者の涙」!
トレモロが利いたバックに切なく歌うミックが最高です。
「ハンド・オブ・フェイト」のイントロを聞くと、ライナーノーツの引用になってしまいますが、やはりキースはすごい、これぞストーンズと思ってしまいます。
R&B、R&R、レゲエ、スカと様々な音楽を吸収し自分達の解釈と表現力で作られた珠玉のアルバム、名盤の一枚に挙げさせていただきます。
処でジャケットの話ですが、グランドファンクの「輝くグランドファンク」はアナログ盤では実際に立体メガネが付いていたからジャケットが飛び出して見えたんだけど、そう考えるとCDは寂しく感じますね。
「愚か者の涙」もいい曲ですよね!聴くたびに新鮮な気持ちになるアルバムです。
このアルバムは、曲だけじゃなく音もいいんですよね!わたしはアナログとCD両方持ってますが、アナログの方が断然いい音で鳴ります。全然いいオーディオで聴いてるわけじゃないんですけどね。
よろしければまたコメントお願いします!
人間の可聴範囲である20Hz~20KHzの周波数帯をデジタル符号化して音を明確にしているだけですからね。だからアルバムによっては、妙に楽器の音が浮いたりしてアンサンブル台無しと言うのも有ります。
特に最近リマスターブームで、音の輪郭は良く聞こえますが・・・だけど?というアルバムが多く見受けられる様に思います。
アナログだったからこの音か!アナログだったからいいみたいなサウンドが今になってたくさんある様に思います。だからと言ってCDを批判してるわけではありません。ちゃんとコンセプトを踏めば良いCDが出来ると思います。
私事で申し訳ございませんが、ビートルズの「レットイットビー・ネイキッド」はアナログ本来の姿は残してませんがデジタル技術を駆使して作られたサウンドのセンスは敬服いたしました。制作コンセプトがしっかりしているとデジタル技術も光ってくる、そんな一枚でした。
ジャケットの顔の大きさと位置の違いが、グループ内の勢力図なのかなぁ、と思っておりました。
バラード・ナンバー2曲が特にお気に入りです。