クラッシュ版「ホワイト・アルバム」なんです。

B00005G4AB.09.LZZZZZZZ.jpg
今夜のBGM・・・ The Clash  /  Sandinista!

一番好きな「バンド」をひとつ聞かれたとしたら、迷うことなくクラッシュと答える。

好きなアーティストならいくらでもいる。
でも「バンド」と聞かれたら、ビートルズでもストーンズでもツェッペリンでもなく、クラッシュなのだ。

わが青春のクラッシュのアルバム、どれも好きなのだが、あえて1枚挙げるならこの「サンディニスタ」。クラッシュ版「ホワイト・アルバム」ともいえる実験性が炸裂している。
アナログ3枚組、CDでは2枚組、全36曲。ディスコ、モータウン、レゲエ、テクノ、ロカビリー、カントリーワルツ、カリプソ、アイリッシュ・トラッド、4ビート何でもあり。出し惜しみなしでやりたいこと全部詰め込んじゃいました、という不器用な感じが何ともクラッシュぽい。

アルバム全体を支配するのはレゲエ/ダブ色。マイキー・ドレッドというあやしいジャマイカ人DJがサウンドのカギを握る。曲調は雑多だが、深いエコーが全体的なムードに統一感を与えている。

ダブなんか何も知らなかった学生の頃、初めて聴いてなんじゃこら、しばらく棚の中に眠り続けた。しかし年月と共に取り出す機会が増えていき、今こうして改めて聴くと、ホントいい曲が揃ってるわ。「7人の偉人」「ライトニング・ストライクス」「誰かが殺された」「ロンドン塔」「ポリス・オン・マイ・バック」「ザ・コール・アップ」「ヴァージョン・シティ列車(この曲最高です)」・・・

特に「ライトニング・ストライクス」から「ロンドン塔」に曲間なしで突入していく瞬間、鳥肌立ちます。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • The Clash - Live From Here To Eternity

    Excerpt:  The Clash。ネーミングが最高にかっこいい。数あるパンクバンドの中で本質的なパンクをもっとも表現していたのはクラッシュだけじゃないかなと思ってます。ピストルズはスキャンダ� Weblog: ロック好きの行き着く先は… racked: 2006-01-08 09:24
  • フェラガモ バッグ

    Excerpt: クラッシュ版「ホワイト・アルバム」なんです。 音楽酒場 since 2005/ウェブリブログ Weblog: フェラガモ バッグ racked: 2013-07-04 00:10