小沢健二のシングル群に青春時代を重ね合わせる

今夜のBGM・・・ 小沢健二 / LIFE
もう10年以上前になるんだなあ・・・・
このアルバムを聴きまくってた頃、わたしは大学を卒業して、社会人一年目、23歳でした。
あの頃のわたしといえば毎日、仕事も適当にみんなが待ってる店までHURRY UP、HURRY UP!(by佐野元春)といった感じで、今思うとかなり遊んでました。若気の至り、ということで、かなりバカなこともやったし、切ない恋愛もしたし、あたりがキラキラ輝いて見えるという、まさにこのアルバムの世界を地で行ってて、ほとんど生活のBGMになってました。
正確には、このアルバム、というより、この時期に小沢健二が出した一連のシングルに、この頃の思い出が全部詰まっているような気がします。
もともと、フリッパーズも1stソロ「犬は吠えるがキャラバンは進む」(大名盤!)も大好きだったんですが、シングル「今夜はブギー・バック」あたりからただならぬ雰囲気が漂ってきて、「愛し愛されて生きるのさ」、これには思わずガッツポーズでした。
アルバムの発表をはさんで、「ラブリー」(紅白で歌ってましたね)、「ドアをノックするのは誰だ?」(ドアノックダンスなんてのもありました)、以上2枚はアルバムからのシングルカット。
ここからが本領発揮です。「強い気持ち・強い愛」(筒美京平とのコラボレート。名曲!)、「戦場のボーイズ・ライフ」(HEY!HEY!HEY!エンディングテーマでした)、「さよならなんて云えないよ」(イントロのM・ジャクソンにニヤリ)、「痛快ウキウキ通り」(個人的にはこのシングルがピークでした。ワム!の「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」にインスパイアされたという、わたしにとっては冬の定番ソング。c/w「流れ星ビバップ」も名曲でした。)・・・あ、「カローラⅡにのって」なんてのもあったなあ。
ここまでが、わたしの青春時代とリンクする小沢のシングル群。これ以降、小沢の活動ペースも鈍り、それに合わせるように、わたしの方もいろいろと転機を迎えて、遊びの活動ペース(笑)もフェイドアウトしていきます。
この後、アルバム「球体の奏でる音楽」や、シングル「大人になれば」、「夢が夢なら」、「Buddy/恋しくて」、「指さえも/ダイスを転がせ」、「ある光」なんて渋くていい曲を出してましたが、その後長い沈黙。2002年に待ちに待ったアルバム「Eclectic」を発表しましたが、その後はシングルベスト「刹那」を出したきり、また沈黙の季節に入っています。
それにしても、今日ホントに何年かぶりに「LIFE」を聴きましたが、ちょっとくすぐったいというか、昔の自分を見るような恥ずかしい感じは否めませんでした。当時ほど聴いて高揚しないし。初めて聴く人はまた印象が違うのだろうけど、なにぶん聴き過ぎました。やっぱり時代と密接に結びついた音楽は、そのぶん忘れられていくのも早いものなのかなあ。
面白いことに、1stアルバム「犬は吠えるが~」は、今でも十分カッコイイと思えるんですけどね。
この記事へのコメント
やはりオフコースですねw
コレはもう一曲ごとに女の子が絡んでるような
状態でくすぐったいどころの話しではなくなって
きちゃいますが(爆)
コメントどうもです!
>一曲ごとに女の子が絡んでるような
さすがですね!師匠と呼ばせてください(笑)。
オフコースといえば中坊の頃、合唱コンクールで「さよなら」を歌ったのを覚えてます。やっぱりその頃好きだった女の子の顔を思い出してしまいますね。あー恥ずかしい。
実は小沢健二もそうなんですが、フリッパーズ・ギター大好きなんです!「ヘッド博士の世界塔」はサージェント・ペパーズやペットサウンズに通じると個人的に思っています。(こんな事言うと世間から怒られるかな?)
>こんな事言うと世間から怒られるかな?
怒られないと思います。わたしも全く同感。プログレッシヴかつPOPですよね。それに初期のネオアコサウンドも、アズテックやオレンジ・ジュースに全く引けをとらないと思います。
小山田も「ファンタズマ」とかかなり好きでした。
はじめまして。あの細長いサイズのシングル盤は、今みんな廃盤になってしまいましたね。
小沢のシングルは、全てではないですが「刹那」というアルバムに収録されてますので、聴いてみてください!