ブリストルの恐るべき子供たち、ザ・ポップ・グループ!

今夜のBGM・・・ THE POP GROUP / Y
ちょっと最近レイドバックし過ぎですね。
今年に入ってから、いろいろと切ない出来事が続いたせいで、音楽に癒しを求めることが多かったのですが、たまにはトンがった音楽も聴かなきゃね。ただ、トンがってはいるけど新しくはない、というところが弱点でありますが・・・。今日はコメント、ゼロでもいいや。
ジャーン!というわけで、ポスト・パンクの恐るべき子供達、ザ・ポップ・グループのデビュー盤「Y」から今日は聴き始めました。試聴はコチラ!
ポスト・パンク~ニュー・ウェイブ勢の中でも、最もオルタナティヴな存在として知られる彼らですが、このデビュー盤は何のことはない、ファンカデリックみたいなファンクがやりたかったのに、演奏力と歌唱力が足りなくて、それを隠すために思いっきりダブを重ね、その結果こんなわけのわからないオリジナル・サウンドが出来上がってしまったという、ただそれだけのことです。
そう思って聴くとあら不思議、実にフツーのロックに聴こえるではありませんか。怖いのはジャケだけです。(ホントか?)
そして、本当に彼らが凄くなるのは、この2ndアルバム「ハウ・マッチ・ロンガー」です。
明らかに、このアルバムでは独特のグルーヴが感じられるようになっています。演奏や歌の攻撃力も前作より格段にUP!
インドっぽいパーカッションとサウンド・コラージュをバックにラップする③や、フィードバックノイズの雨あられをかいくぐりながら、つんのめるように走り抜ける疾走ファンク④のカッコよさ!
全編、激烈なメッセージを叩きつけるシャウトと、リズムの実験が織り成す、ファンク&フリー・ジャズの地獄絵巻です。こりゃ凄いよ。
さらに、解散後ソロに転向したリーダーのマーク・スチュワートは、NYで生まれたばかりのヒップ・ホップの手法まで取り入れて、2ndソロ・アルバム「As The Venner Of Democracy Starts To Fade」
ほとんどアフリカ・バンバータみたいな強靭なリズム・トラックをバックに、これまた過激なノイズ/ダブ/サウンド・コラージュをやりたい放題にやってます。かっちょえ~。しかしキ○ガイ音楽だなこりゃ。この過剰さがたまらないのです。フフフ。これは確実にサディストのテーマソングです。ちょっとやばい気分になってきたんで、今夜はこのへんで。
この記事へのコメント
レコード買いましたよ。
なんというか、曲のようで曲でない???
あの新鮮さ(斬新?)には、なんと表現したらよいか。
とにかく聴いてみる事ですよね。
廃盤の2ndはもってないんですが探してみますね。
レコード買ったのですか!物持ちのよいエディさんなので、まだ持ってらっしゃいますか?
若気の至り、とはまさにこのような音楽のことを言うのではないでしょうか。何しろ誰もやってないことをやったる!という気概が感じられます。これもパンク・ロック。
shintanさん、こんばんは!
わたしも毎日は聴いてません(笑)。そういうモードになったとき、2、3日連続で聴いていることはありますが、半年に1回ぐらいですかね。
わたしが持ってる、ラフトレードから出てた2ndと3rdのカップリングCDは、いま結構高いという話を聞いたことがあります。いくらするかは知りませんが、なかなか見ないですよね。
こんな名盤が廃盤になっているというのが解せないです。
でも、今聴いてるんですけど、以外に普通に聴けますね・・・・・・・
と思ってたけどやっぱ気合が必要かな(笑)
そんなポップグループが大好きです。
最初はわりと、フツーに聴けますよね。
それから、とことどころ破綻していって(笑)実にスリリングです。
これはパンクと呼んでいいですよね?
真ののオルタナティブ?