ジャケは夏だがオールシーズンいける、ネッド・ドヒニーの切ない名盤。

今夜のBGM・・・ NED DOHENY / HARD CANDY
今日の午前中、ずっと草むしりをしていたら、両腕が真っ赤に焼けてしまった、わたくし穴金・・・じゃなくてカナでございます。間違えた。
紫外線の野郎は毎年、確実に強烈になってますぜ、旦那。この夏、海にプールに繰り出す皆さん、要注意です。
さて、海にプールに・・・という流れでというわけではないですが、今日は大好きなこのアルバムを聴いてます。ネッド・ドヒニー「ハード・キャンディ」だ!試聴は・・・えっamazonUSAに無いの?米盤CD出てないの?・・・アメリカ腐っとる!
しかしこのアルバム、当時リアルタイムで聴いてた人はともかく、最近になって後追いで聴いた人って、どんな音楽の聴き方してる人なんだろうか、非常に興味があります。
内容はこんなに素晴らしいのに、このアルバムは少なくとも2つの理由で損をしていると思うのです。
まずは、「AORの名盤」って紹介のされ方。AORって言葉だけで、自称「硬派」なロック・ファンの大半は避けるでしょうね。とりあえずAORじゃなくて、「アコースティックなグルーヴがカッコいいホワイト・ソウルの名盤」って言っときましょう。実際、常に後ろでアコギがジャカジャカ鳴ってるんです。プロデュースは、あの「ジェフ・ベック・グループ(オレンジ・アルバム)」も手がけてるスティーヴ・クロッパーですから、硬派なロックファンもぎゃふん!
それから、このオシャレなんだかどうなんだかよくわからない微妙なセンスのジャケ(笑)。今どきの女の子がこのジャケ見て普通に手に取るとはとても思えん。乳首を見せているところがマイナス50点。かすかな胸毛がマイナス20点だ。
とにかく、偏見なく音楽を聴いて欲しいですね。②「恋におちたら」なんて、パワーポップとかポップなロックン・ロールが好きな人に是非聴いて欲しい名曲。ソングライターとしての才能は、はっきりいって凄い。それにこの人の線の細い、ヘタウマで中性的なヴォーカルというのがまた、アンニュイで、胸キュンものです。(←30代中盤の男が使う言葉ではないな。)
中性的でアンニュイなヴォーカル、といって思い出してしまうのが、ジャズ・トランペッターのチェット・ベイカーだったりします。そういえばわたしの中での勝手なこのアルバムのイメージは、ポップス版「チェット・ベイカー・シングス」だったりします。ジャジーで切ない⑨「ヴァレンタイン」を聴く度にその思いは強くなる。
切な過ぎて胸が痛い・・・・。
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この記事へのコメント
らっしゃいますか?
傷もいえつつある妹弟子
ゆみと申します。
この人は初なんです
が、試聴したいのに
なかったのが残念です。
聞きたいです★
別話、スマスマで
マイケルジャクソンが
出ていてびっくりしました。
顔がスクリーム状態ですが
アーチストとしてはビッグ。
でもなんかKichigaizataを
払拭できないゆみでした。
USAの整形技術ってへたな
んですね。。。きっと。。
僕も「AORの名盤」って言葉で手にとってみたんですが、AORかどうかは別としてポップアルバムの名作だと思いますね。
ジャケットに関しては、僕的には腹がでてるところに+30点です(親近感わくもので・・・)
マイコー、出てたみたいですね。
ウチでは、娘に「これが凄かった頃のマイコーだ!」とビリージーンやビートイットで踊りまくってるビデオ見せて勉強させました(笑)。
ムーンウォークを見て、「よくすべる床だねえ」と妙な所に感心してました。
こんばんは。
>乳首を見せているところがマイナス50点。かすかな胸毛がマイナス20点
というのは若い女子的にマイナスだろうなあ、ということで個人的には+70点です。(←バカ)
これ、紙ジャケはリマスターされてて音いいんですよね、確か。わたしのCDは古いので・・・そこが不満です。
>また本人は色白なのが好感触
そう、白い肌に乳首(←そこから離れられない)、これがポイントです!男の裸ジャケって、AORには意外と多い。ボズ・スキャッグスの「スロー・ダンサー」のオリジナル・ジャケとか、JIMMIE SPHEERISという人の「PORTS OF THE HEART」というアルバムとか。(←これは結構ウッて来ます!)
この人、私好きです。AORと書かれているだけで損をする人たくさんいますよね。本によってはスティーリー・ダンもマイケル・マクドナルドも・・・・
引き締まってない腹をあえてさらけ出す勇気にプラス100点!はらたいらさんに500点!なんかクイズダービーのようになってきましたが。
スティーリー・ダンはAORという言葉が障害になって最初なかなか聴く気になれませんでした。プログレ、パンク、ヘヴィメタ・・・カテゴライズって怖いですね。