たまには「音楽酒場」っぽく、フリーでもかけましょう。

今夜のBGM・・・ FREE / FREE
最近あんまりロック・クラッシックスを聴いてないわたくしですが、たまにはこういうのも聴かなきゃね。
ここは架空の音楽飲み屋なので、わたしがその時に聴きたい音楽だけ脈絡なく好き勝手に取り上げてますが、本物のロック・バーなら必ず揃えておかなければならないであろう、リクエスト多そうなイメージがあるのがこのフリーあたりだったりします。
実はポール・ロジャースのヴォーカルってそんなに好みではないんです。
上手過ぎるぐらい上手いんだけど、手堅くまとまっていて決して破綻することがない。(この頃は)まだ若いのにジジむさ過ぎるぞ!例えばヴァン・モリソンもムチャクチャ上手いのですが、時に抑えられなくなった衝動が爆発してはっちゃける瞬間、「ロックやな~」って思うんですが、そういうロック的なスリルがあんまり感じられないんですよね。いうなれば演歌的というか。まあソウル・ベースのヴァンとブルース・ベースのポール・ロジャースでは根本的に違うという意見もあるでしょうけど。
しかしアンディ・フレイザー&サイモン・カークのリズム隊は勿論好きだ。特にこの2ndからアンディのベースがグッと前面に出て、黒人音楽とはまた違った、フリー独自のグルーヴ感を生み出してます。②「ソングス・オブ・イエスタデイ」ではそれが特に顕著。ZEPと並んで、白人によるによるファンキーなグルーヴの1つの頂点と言えるでしょう。最近の若いバンド連中はこれ聴いてバンド・アンサンブルの勉強するのじゃ!(←偉そう)
前作と次作の間に挟まれて地味なアルバムで、ポール・コゾフの「泣き」のギターも抑え目でとにかく渋い。特にB面の枯れっぷりは、とてもこれがセカンド・アルバムとは思えないほどで、メンバーまだ20歳そこそこ!だったと思うんですが、早くも人生に疲れたのかと思うほどの渋さです(笑)。こんな若者たちが近所にいたら嫌だよ。でも、そこがこのアルバムの魅力かな?⑨「モーニング・サッド・モーニング」聴いてたら何だか寂しくなってきたので、もう寝ます・・・。
フリーといえばオリジナル・メンバーによるこの4枚
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コゾフのギターがむせび泣くファースト。
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独自のグルーヴをモノにしたセカンド。
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名曲「オールライト・ナウ」をモノにしたサード。
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あまりに有名なライブ。最初に買ったフリーのアルバムはこれでした。
この記事へのコメント
93年のライヴは忘れない。
Q参加はやめてくれ~。違うでしょう。
よし、今夜はライヴ盤を聴こう。
一緒に合いの手入れます♪
渋すぎですよね。でも、ここのリズム隊がハンパないので、トリコです。(笑)
確かに身近にこんな人いるのはいやですね(笑)
ただ、うるさくないRock!!
それが今にしてみればググッと来ます。
なんせ6月で40代になるので(爆)
いや~、困った(笑)。
ブリティッシュ・ロック史上最高のヴォーカリスト、最強のベーシストとドラマー、最愛のギタリストが顔を揃えたフリー。
文句なしにモスト・フェイバリト・グループなわけで。
ホントのおやじになってからの、ロジャースの活動は全くもっていただけないけど(クイーンと合体までしちゃうとは無節操すぎるぞ!)この頃は渋さの中にも若さが垣間見えるような気が…う~ん、しないか(笑)。でも、大好き!
>Q参加はやめてくれ~。違うでしょう。
はい、違うと思います(笑)。
確か凄いギタリストが色々参加したマディ・ウォーターズのカヴァー集がありましたよね。あれにブライアン・メイも参加してたのが交流のきっかけなんでしょうか?
あのアルバムはいろんな人のギターの聴き比べができて楽しかったです。(とはいえ数年前に売ってしまったわたしはやっぱりポール・ロジャースそれほど好きじゃないのかも・・・)
うるさくないロック!なるほど、そういう切り口がありましたか。ポール・ロジャースのソロは売ってしまいましたが、さすがにフリーは一度も手放したことはありません。やっぱりライヴ!が一番好きですね。
>この頃は渋さの中にも若さが垣間見えるような気が…
いや、わかります。フリー時代のポール・ロジャースが嫌い、というわけではないんですよ。フリーにはバンドのマジックがあると思います。このバンドにはこの人のヴォーカルじゃないとダメですよね。ただバドカン時代以降になるともうあまりグッとはきません。
フリーのアルバムはどれも好きですがやっぱり「ライヴ!」が最高です。
フリーにはシングルモルトのスコッチをロックで・・・と行きたい所ですが、女性にはあんまり甘くないカクテルがよいんではないでしょうか?
ジン・ベースで甘くないジン・リッキーなんかどうでしょ?