寝苦しい真夏の夜を涼しく過ごすためのアルバム・・・その①カーラ・ブルーニ

今夜のBGM・・・ CARLA BRUNI / NO PROMISES
真夏の夜10時過ぎだというのに、グランド・ファンク・レイルロードがガンガンかかっている、暑苦しいここ「音楽酒場」です。
魔子「(ギィ)・・・マスター、こんばんわ!」
カナ「おっ!マコちゃん、久しぶり!!」
魔子「あっついですね~。ここまで歩いてくるのに汗かいちゃった。ビール下さい!」
カナ「はいよっ。それにしても毎日、蒸し暑いねぇ。はい、ビール。せっかく遠くまで来てくれたのに、こんな暑苦しいロックかけてちゃ悪いね(笑)。何か涼しげな音楽でもかけようか?」
魔子「気にしなくてもいいのに。」
カナ「いいっていいって。(ガサゴソ)」
~カーラ・ブルーニ「ノー・プロミセズ」が流れる~
魔子「(ジャケットを見て)・・・きれいな女の人ですね。」
カナ「でしょ?これ、カーラ・ブルーニ。フランスのサルコジ大統領の奥さん。」
魔子「すごーい!!超セレブじゃないですか!」
カナ「このアルバムを出した時はまだ付き合ってなかったと思うけどね。フランスの元トップ・モデルで、ミック・ジャガーやクラプトンとも噂があったんだって。」
魔子「でも、確かマスター、前にサルコジ大統領嫌いって言ってませんでしたっけ?(笑)」
カナ「・・・まぁ政治的主張と音楽の話は別だから。セレブっぽいのは好きじゃないけどね。それは置いといてもこのアルバムはよくできてるから。」
魔子「ウィスパー・ヴォイスが素敵ですね。」
カナ「必ずしも美声とは言えないけど、魅力的な声だよね。フランス語なまりの英語の発音がまた、アンニュイな感じをよく出してて。③「LADY WEEPING AT THE CROSSROADS」のけだるさなんて、ただごとじゃないよ。こんな蒸し暑い夏の夜にはピッタリだよね。」
魔子「避暑地みたいなさわやかな涼しさじゃなくって、蒸し暑い夜をなんとか涼しく過ごすために色々工夫してる感じ?」
カナ「そうそう。この英語の発音だけど、なんでもマリアンヌ・フェイスフルが指導したんだって。2人ともミック・ジャガーでつながってる(笑)。あと日本盤のボーナス・トラックには、ルー・リードがポエトリー・リーディングで参加してる。元トップ・モデルだけあって交友関係が広いね。」
魔子「ふ~ん。でも、アコースティックで、どこかノスタルジックで、ホントにいいアルバムですね。気に入っちゃった。こんな素敵なアルバムどうやって知ったんですか?」
カナ「それがジャケ買いで(笑)。最初、サルコジの恋人だなんてことは全然知らなくって。この寝苦しそうな夜に正座して本読んでるきれいな女の人に、もう一目惚れ。その後でサルコジと結婚したってニュースが流れてエエ~ッみたいな(笑)。」
魔子「・・・(なんだかんだいって結局ルックスなんじゃない。)」
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この記事へのコメント
>フランス語なまりの英語の発音がまた、アンニュイな感じをよく出してて。
バネッサ・パラディみたいなんですかねぇ。
カメラマンの指定かと思いますが、なぜドブロが置いてあるのか、不思議です。
バネッサ・パラディのようなロリ声ではないんですが、なかなかよいです。音的にはどちらかというとノラ・ジョーンズに近いようなジャジーなかん時です。
一応、ご本人もギター弾けるみたいです。作曲も全部本人だし。ドブロ弾きこなせるかどうかはわかりません。