悲しいリフレイン

今夜のBGM・・・ MARVIN GAYE / HERE, MY DEAR
マーヴィン・ゲイは、「私が音楽に求めるのは、悲しいリフレインだけだ」って言ったんだって。最近それがもの凄くよくわかる。基本的に切なくて悲しいものに魅かれる。音楽にも映画にも文章にも。表面上は明るさを装っていても、どっかにその感覚が無いモノには本当の魅力を感じない。
人間的にも・・・マーヴィンってビジネスの世界だとプライヴェートの色恋ザタに仕事が引きずられるダメ野郎なんだろうけど、そこに凄い魅力感じる。このアルバムも元妻との出会いから別離、離婚裁判までがテーマっていう、なんとも情けないアルバムなんだけど、この歌声のよさは一体何なんだ。
「WHAT'S GOIN' ON」が聖愛の名作、「LET'S GET IT ON」が性愛の名作、「I WANT YOU」が愛欲の名作だとしたら、この「HERE, MY DEAR」は愛憎の名作。忘れちゃいけない作品だと思う。
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この記事へのコメント
逆にそういったテイストがないものは薄っぺらく飽きてしまうものなんです。
私なんかうじうじ未練の塊です。
ぜんぜん、あっさりしてまへん。
人間臭いマーヴィン、また聴いてみますね
なんか不思議なことに自分が年取るほど、落ち込めば落ち込むほどマーヴィンのことが好きになります。
>私なんかうじうじ未練の塊です。
同じく(笑)。
コレ、アナログ盤を持っていました。当時高校3年くらいだったかな?マーヴィンのベスト盤を聴いて「カッコイーッ!」と思い、勇んで買った新譜がコレでありまして・・・。それはもう、驚きました。このあと悲しい最期を迎えてしまうんですよね。今ならマーヴィンの苦悩がより深くわかります。奥さん大事にしようっと。
こんばんは!高3の時にこれ聴いてたなんて凄いですね!わたしが高3の時だったらワケわかんなかったろうと思います。マーヴィンの良さわかってきたの30過ぎからです。まだまだ本当の良さはわかってないのかも知れないけれど・・・一生かけて付き合っていく音楽であることには違いありません。
奥さん大事にしてあげて下さい!