ライフタイム・ベストアルバム40枚目 ザ・ビートルズ「リボルバー」

ライフタイム・ベストアルバム。
最後の40枚目は、敬意を表してザ・ビートルズ「リボルバー」です。
ビートルズは「ホワイト・アルバム」とどっちにするか迷いましたが、2枚組のボリュームよりコンパクトなこちらを選びました。
このアルバムを好きな理由は色々ありますが、一番の理由はジョンとポールの実力が拮抗しているバランス感覚。
前作の「ラバーソウル」で急激な成長を見せたポールが、この「リボルバー」ではいよいよジョンを超えてイニシアティヴを握ろうとしている。
「エリナー・リグビー」や
https://youtu.be/wbxTlxuECJA
「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア」
https://youtu.be/xdcSFVXd3MU
「フォー・ノー・ワン」
https://youtu.be/ELlLIwhvknk
といった有無を言わせぬ名曲の数々。
対してジョンは個人的に大好きな
「アイム・オンリー・スリーピング」
https://youtu.be/BT5j9OQ7Sh0
パワー・ポップのルーツと言われる「アンド・ユア・バード・キャン・シング」
https://youtu.be/Uq0aeEYLkIE
サイケデリックな「トゥモロー・ネバー・ノウズ」
https://youtu.be/pHNbHn3i9S4
など、まったくジョンらしい楽曲で存在感を示しています。
次作以降はいよいよポールがアルバムのコンセプトまで支配するようになり、ジョンとしては勝手にすれば?と言わんばかりにヨーコと自分のワールドに逃避していった気がしますが、この「リボルバー」までは純粋に音楽的にジョンとポールの双頭体制でアルバムの秩序が保たれていたように思います。
その2人に割って入るようなジョージのソングライターとしての躍進も素晴らしい。
「タックスマン」でアルバム冒頭を飾り、「ラヴ・ユー・トゥー」ではインド音楽の導入。
特に「タックスマン」は大好きな曲で、この曲ではベーシストとしてのポールの恐ろしいまでの実力が確認できます。
0分55秒からのベースのフレーズ!!人力でやってるとは思えません。
https://youtu.be/l0zaebtU-CA
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