ジェフ・ベック「ユー・ハド・イット・カミング」
よく言われることだけど、ギターの奏法的なことはもちろん、
ジェフ・ベックが本当に凄いなーと思うのは、
歳をとってもどんどんギターが上手くなっていったり、
同じ系統のアルバムは3枚連続が上限で、
決して守りに入ることなく、常に新しいことに挑戦する姿勢を見せてくれた所。
特にビビったのが20世紀から21世紀をまたいで発表された、
いわゆるデジタル・ビート3部作。
「フー・エルス!」「ユー・ハド・イット・カミング」「ジェフ」の3枚だ。
中でも「ユー・ハド・イット・カミング」はお気に入り。
1曲目「アースクエイク」を聴いて腰を抜かした。
この頃もう60歳ぐらいだったのに、こんなナイン・インチ・ネイルズみたいなサウンドやるの!?
それにジャケもカッコいいし、大好きな「ナディア」が入っているからね。
ピッキング・ハーモニクスとアーミングとボリューム・コントロールの組み合わせで、
スライドギターのような効果を生み出す変態的天才プレイ。
この年齢でこれを発明するなんてあり得ない(というか他の誰もできない)。
しかもリズムはドラムンベース!
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