ジョン・マクラフリンとジェフ・ベック。
相変わらずジェフ・ベックばかり聴いているけど、たまにはジェフ・ベックに大いに影響を与えた男、
ジョン・マクラフリンのマハヴィシュヌ・オーケストラから「内に秘めた炎」を。
ベックが70年代にクロスオーバーに走ったのは、マクラフリンのライヴを観て感化されたからだという。
実際「ブロウ・バイ・ブロウ」のプロデュースをジョージ・マーティンに依頼したのは、
彼がマハヴィシュヌの「黙示録」を手掛けたからだし、
メンバーだったヤン・ハマーやナラダ・マイケル・ウォルデンを招いて「ワイアード」を作っているしね。
当然マクラフリンのギターはめちゃくちゃ上手いし凄いんだけど、
ではサウンドが面白いかというと、正直ずっと聴いてると飽きる(笑)。
1年に1回ぐらい聴けば十分かな。
ほら、いい和牛って最初の一口は凄く美味しいけど、1度にたくさんは食べれないでしょ?
あれと同じで、高カロリーで胃にもたれるから、たまにでいいよってなる。
美味いんだけどね。
その点ジェフ・ベックは毎日聴いても飽きないんだから不思議だね。
マクラフリンはリーダー作よりも、マイルスのバックとかで一瞬ひらめきのあるフレーズをサッと差し込んでくるのがたまらない。
その点、彼の最高傑作はやっぱりマイルスの「ビッチェズ・ブリュー」かな。
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